セッションではなにをするの?
なにが起こるの?と訊かれます。
耳慣れないATPセッションでは特に…
あなたにこれが起こります!と言うことはできないけれど、
誰かに起きたことをお伝えすることが役に立つかもしれません。
例えば、クライアントAさんのセッションはこんな感じに進みました。
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セッションのはじめに少々のお話タイム、
いま気になっていること、
今日のセッションに望むことをうかがいます。
ボディリーディングを行い、
身体の使い方やエネルギーの流れを見ます。
AさんはATPでfear patternと呼んでいる姿勢で、
肩から上、頭部にエネルギーが集中し、
ウエストラインでエネルギーの分断があり、
腕と手、足へのエネルギーが少なくなっている状態だったので、
エネルギーの分断を解消し、全身にイキイキしたエネルギーが流れるためのセッションを行うことにしました。
マッサージテーブルに横になっていただき、
おしり・仙骨へグラウンディングするためのボディワークの後、
エネルギーを活性化するための簡単なエクササイズ、
そして、より深く身体にグラウンディングするようにコーチング。
赤ちゃんの頃、あるいは今を生きている動物は、心身のバランスを保つために身体を使うことが上手です。
身体を震わせたり、声を出したり…
人は成長する過程で、
ガマンしなさい!
泣くんじゃありません!
勝手なことしないで!
…というような、自由に動くことが許されない状況に遭遇して、フリーズすることがあります。
子どもを止める声のほとんどは、身の安全やしつけのための愛情がベースですが、その状況の後にリアチューンメントの機会がないと、本来の自由なエネルギーはフリーズしたまま、身体に残ることがあります。
動きを止めるために呼吸を止め、
動きや感情を身体の中におしとどめてしまい、
身体の中にブロックとして残るのです。
もし人がグラウンディングして身体に降りていき、
エネルギーブロックを感じ、表現することをゆるせれば、
せき止めていたエネルギーを解放することができ、
その奥にある本来の動きや望みとつながることができます。
Aさんの場合、
エクササイズでエネルギーを活性化させ
グラウンディングして身体に降りていくと
ハートエリアにあるブロックに気づきました。
そのブロックを感じる時間を取り、
そこにある思いや言葉を表現すると、
理解されなかった悲しみや憤りが解放され、
さらに奥にある本来の望みや力が現れました。
その望みはこれまでの人生で許されなかったもの、
自分に許してこなかったものでした。
本来の望みを自分に許すことを決め、
グラウンディングとともに自分自身に宣言することでセッションを終えました。
セッション後はスムーズで穏やかなエネルギーが手足も含めて全身に流れ、やわらかな表情が現れていました。
Aさんからは後日フィードバックをいただきました。
『人から言われたことをするのは楽だけど、自分からなにかを実現させようとするのが苦手で、そもそも自分の望みを感じないようにしていことに気づきました。
今は楽だけど、振り返ってみると、今までは自分の望みを感じることに罪悪感があったみたい。
今は自分に自然な力があるのを感じることができて、大人になった感じで嬉しいです。』
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子ども時代のブロックを外すと、自然に大人のエネルギーが増えて、見た目も雰囲気も大人カッコイイ感じになる方が多いですよ☆